ガソリン価格高騰の理由。世界的にガソリンの異常な高騰の背景は何か。

ガソリン価格高騰の理由-原油市場への投機マネーの参入

 昨今のガソリン価格の異常な程の高騰は、「原油市場への投機マネーの参入と投機目的での取引の拡大」が最大の理由のようです。

 また、「中国やインドなどの急激な経済発展によるガソリンなどのエネルギー消費の拡大」や「イランやイラクなどの原油産出国が政情不安等の理由により生産の拡大が図れない」こともその要因と言われています。 

原油への投機目的

 世界経済に多大な影響を及ぼした米国の低所得者向け住宅ローン(サブプライムローン)の破綻に伴い、それまで証券市場で賑わいを見せていた投機家は、次のターゲットとして原油市場へ参入してきました。

 その結果として、原油市場で価格の高騰が起こり、今の原油の異常高騰に繋がっていると考えられています。

 この異常事態を引き起こしている張本人である投機家達は、原油そのものを得ることが目的ではなく、将来の莫大な利益をもたらすであろうと期待する原油に投機しているだけなのだそうです。

 この投機による一連の動きにより、世界中でガソリン価格の高騰を引き起こし、さらに石油を原料とする製品へも影響を及ぼしています。また、ガソリンの代替となる燃料への転換政策により、とうもろこしなどの穀物類も急激に需要が拡大し価格高騰を引き起こしています。

急激な経済発展によるガソリンなどエネルギー消費の拡大

 ご存知のように中国やインドでは急激な経済発展の過程にあります。これは、自国の体力によるものと先進国の思惑による投資双方が同時進行を繰り返し、過去の日本経済の高度成長期以上の発展を遂げていると言われています。

 このような中で、車に対する国民意識に変化が起こっています。今まで一部の富裕層に限られていた車が、経済成長と共に豊かになった層に急激に拡大し、また国内での物資運搬や建設等あらゆるものへの機械化が進み、それへのガソリン等の需要が拡大しています。

 この拡大傾向により、それまでのようなガソリン等の供給量では賄いきれず、その為に世界中から国家として原油を始めとする燃料資源を買い占めていることは明らかであり、その動きが最近の世界各国での原油価格の高騰に繋がっている一つの原因と言われています。

ガソリン等拡大イメージ

 余談ですが魚の「マグロ」にも同じような影響が出始めているそうです。中国の富裕層が、こぞって日本で好まれている高級食材を食すようになり、その為にマグロなどが買占められ日本国内への流通が極端に減っているそうです。

原油産出国が政情不安等の理由により生産の拡大が図れない

 中東でのイラクを取り巻く戦争状態による原油生産の極端な縮小です。この戦争は近隣諸国を巻き込み、原油生産のパイプラインや石油関連施設の破壊などその被害は、今日のガソリン価格に大きく影響しています。

 また、原油の産出国ではこのような混乱に乗じて、敢て原油価格の上昇を図るために意図的な生産調整をしている国もあるようです。

 しかし、原油産出国は、世界的原油価格の高騰は産出量の縮小が原因ではないと主張し、原油量の拡大には応じない模様です。現に、世界的な原油の流通量は足りていると分析する専門家もいるようです。

 いづれにしても、ガソリンは原油から精製されますので、世界の原油価格の高騰がガソリン価格の高騰に繋がっていることは間違いありません。

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